産後・月経困難症・更年期に 必要な運動は?

女性活躍ってなんだろう。
「政策発表をしました」今回は10回目。過去の記事は時間がある時に読んでみてくださいね。

1回目:女性活躍ってなんだろう
2回目:予防で輝ける?
3回目:女性従業員が抱える健康課題と仕事への影響
4回目:予防も選択していく
5回目:仕事ができる人は健康リテラシーが高い
6回目:「通院」「服薬」「休む」以外の
予防法・対処法をご存知ですか?
7回目:「体験型プログラム」は次世代への投資です
8回目:病院施設外で医療国家資格者ができること
9回目:新しい生活様式で、オンラインを活用した運動継続を

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9回かけて、
2020年1月に男女共同参画の視点から
「熊本市女性活躍に向けた事例発表会」
で発表したものに、新型コロナ感染症拡大後の
アレンジを加えてお伝えしています。




新しい生活様式の中で、働く女性は
「いつ・どこで・どのような運動を行えばよいか」



・いつ=就業時間内で
・どこで=企業内で
・どんな運動を=・・・
今日からは、この部分をお話します。





みなさんは、
産後・月経困難症・更年期に
必要な運動は何かご存知ですか?





もちろん、
お好きな運動があればそれが1番です。
「楽しい」に勝るものはない
私は思っています。



まずは構成の話。
理想は短時間でもこちらを
実施してほしいです。



①ウォーミングアップ
②楽しい運動
③クーリングダウン



予防医学的介入として
ケガや痛みを誘発しない
というのは大原則。




産後・月経困難症・更年期は
心身ともに
いずれもホルモンバランスも考えながら

運動強度を調整する事が
ケガの予防にも繋がります。

(こちらも奥が深いです)




次に、
運動の内容ですが、



■骨盤底筋トレーニング
■筋力トレーニング
■有酸素トレーニング




この組み合わせは重要です。
どれか1つでも欠けていると
みなさんが求めている変化は得られません。





正しい方法の
骨盤底筋トレーニング

医療国家資格者がお伝えするのがベスト。




残念ながら現在の日本は
産婦人科や泌尿器科で医療国家資格者で
運動指導のスペシャリストの理学療法士が
第一次予防的な介入をしている病院はほとんどありません。




非医療としても
運動指導のスペシャリストの理学療法士が
第一次的予防的な介入をしている施設はほとんどありません。




(症状の発症後に治療として行っている=
医師の指示の元に行っている病院は
少しずつ増えてきています)


骨盤底筋体操を理学療法士が
直接指導した場合の経過は
リーフレットを渡すのみと比較して良好である

との報告もあります。



また、
女性下部尿路症状診療ガイドラインでは
・尿失禁治療:骨盤底筋体操は推奨グレードA

(非侵襲性第一選択)
・妊婦または産後に対する尿失禁予防効果:

骨盤底筋体操は推奨グレードA
と明記されています。




要するに
骨盤底筋トレーニングは
尿もれ予防・治療ともに
ファーストチョイス
なのです。




(月経困難症や、
骨盤底筋トレーニングについての詳細は
別の項目を作ってお伝えしますね。)




次に
筋力トレーニング
いろいろな方法がありますよね。




私は持続可能な方法としては
・自重でできるトレーニング
(物は使わない)
・〇〇しながらトレーニング
(個人の生活に合わせて)

この2つが好きです。



最後に
有酸素トレーニング




これは、業種・業態・業界によりますが、
働く女性は不足しがちです





特に地方は車社会なので、
万歩計として確認する歩数も
少ないのが現実です。


私は
■骨盤底筋トレーニング
■筋力トレーニング
■有酸素トレーニング

この3つを
医学的な根拠を持って構成したものを

ヨーコが陽気に歩くから
yoking
・・・とわかりやすく愛称をつけ
実施してきました。

女性活躍推進として
yokingを企業内などで行うイメージを
まとめたスライドはこちらです。








新型コロナ感染症拡大後は

オンラインで




プライベートレッスン
少人数グループレッスンとして
200名以上の方々に実施した実績もあります。





オンラインレッスンの風景




ヨーコ式骨盤トレーニング写真





今回はyokingについても
少しご紹介しました。



長くなりましたが
「女性活躍ってなんだろう。政策発表をしました」
次回、まとめに入ります。
お付き合いありがとうございます。




(つづく)