骨盤底(膣)コンディショニングの法則④:チャンスは8回ある?



第1章-1では、
簡単な解剖と
医療機関との連携の重要性を書きました。



第1章‐2では、
膣コンディショニングを行うにあたり
心理面に対する配慮が必要な事と



理学療法士が
直接指導した場合のメリットを
書きました。

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今回の
第1章‐3は
長い人生の中で
膣コンディショニングの取り組み時





「いつやるの?」
「今でしょ!」

のタイミングをお伝えしますね。



言い換えれば
膣コンディショニングで人生が変わる
・・・というタイミングかもしれません。



まず下の図。
骨盤底筋(膣)コンディショニングに
必要な要素を書いています。




人生を変えるには
解剖知識と運動知識を持つ事は前提になります。




※骨盤底コンディショニング=膣コンディショニング




■1回目のチャンスは、赤ちゃんの時。
つかまり立ちをした時です♪
(自分では覚えてないですよね・・・笑)



つかまり立ちをしながら、
排便の際に、大人はベビーの前方に立ち
体幹の前傾を促して、




「ウンコをするときには、フーだよ」
呼吸法と姿勢を教えてあげる。




骨盤底(膣)にとって、
努責をかける=いきむ=顔を赤くして息をとめる
腹圧を過度にかける=お腹が膨らむ
・・・このような動作はNGです。



赤ちゃんの時から
大人の言葉がけの工夫1つで
正しい排泄動作と膣コンディショニングを
身につけるチャンスが訪れます。
(特に女の子。詳しくは排泄の項目で書きますね)




■2回目のチャンスは、初潮が始まった時。
この時に
膣コンディショニングとして
月経血コントロール法を身につけるのも良いですね。
(ここもいつか詳しく書きますね)




■3回目のチャンスは、婚活の時。
膣コンディショニングで
自分の膣に自信が持てれば
パートナーにより優しくできる
可能性が高まりますね。






■4回目のチャンスは、妊活の時。
膣コンディショニングで性感度も向上します。
今は医療行為を介して妊娠する方も多いですが、
いずれにしても、妊娠は突然やってきます。
つわりなどが始まる前に、膣コンディショニングで
妊娠時に尿もれをしないカラダを作りたいですね。





■5回目のチャンスは、妊娠中。
状態が安定していれば、
骨盤底筋トレーニング(膣トレ)を含む
膣コンディショニングは積極的に行ってほしいです。





尿もれ予防や骨盤臓器脱の予防、
膣の筋力・柔軟性維持にもつながり
出産時も膣をまもり、
産後のトラブルの予防にも繋がります。




■6回目のチャンスは、産後。
産後直後はカラダを休めるのが第一優先ですが
「産後=1度でも出産経験がある方は一生産後」です。
産後直後に分娩台の上でもできる
膣コンディショニングもあります。




■7回目のチャンスは、プレ更年期。
40代になったらエイジングを楽しむために
膣コンディショニングを行ってほしいです。
本当に困ったな~と思う前に取り組めれば
ココロに余裕もうまれます。




■8回目のチャンスは、閉経後。
閉経後に萎縮や乾燥しがちな膣を、
骨盤底筋トレーニング(膣トレ)を含む
膣コンディショニングで健やかに保ちたいですね。




1つ1つにエビデンスや経験値からの
エピソードがたくさんあるのですが、
それもいつか書きますね。




今回は
膣コンディショニングを
「いつするの?」「今でしょ♪」
・・・を中心に書きました。




結論、8回のチャンスに限らず♪
■いつから始めても、遅くない
■早ければ早いほど、良い事がある

・・・という事です♪
(ただし、正しい方法で)




次回は、
骨盤底筋(膣)は自分で動かせる
・・・という事を書きますね。
(つづく)