「体験型プログラム」は次世代への投資です

女性活躍ってなんだろう。
「政策発表をしました」今回は7回目。


過去の記事は時間がある時に読んでみてくださいね。
1回目:女性活躍ってなんだろう
2回目:予防で輝ける?
3回目:女性従業員が抱える健康課題と仕事への影響
4回目:予防も選択していく
5回目:仕事ができる人は健康リテラシーが高い
6回目:「通院」「服薬」「休む」以外の
予防法・対処法をご存知ですか?
*************

今回は、
先進的な企業の優良事例をとりあげながら
「体験型プログラム」は次世代への投資である
という視点を持つ理由まで触れます。


まずは、
先進的な企業の優良事例



【花王】
■女性の健康相談に関する相談窓口を設置
■産業医にメール相談ができる仕組み

【小松製作所】
※女性比率12%にも関わらず以下のような取り組み
■検診バスを呼んで職場で就業中に婦人科検診(職場検診の受診率を上げるため)
■「健康増進センター」や各事業所の「健康管理室」を相談窓口

【日本航空】
■不妊治療に取り組む社員の支援を実施。
高度な不妊治療(体外受精・顕微受精)を受診の際は
一定期間休職をすることができる。

【NTTドコモ】
■「女性のライフステージと健康セミナー」を開催
対象は5年目の若手職員とその上司(特に男性)



どちらの企業も
素晴らしい取り組みで憧れます。
これらの企業は
女性の健康な身体作り(健康経営)
と同時に、



言い換えれば
命の連鎖(周産期→小児期→成人期)を見越し
成人期という時期で、次世代への投資

をしているという事になります。






そして、
これらは大都市だけの取り組みに
終わらせるわけにはいきません。



残念ながら、私が住む熊本は、
■人工妊娠中絶率:全国ワースト1位
■性感染症も平成29年に急増

(前年の5倍の患者数。HIVも増加傾向)
という特徴があります。



成人期に至るまでに
正しい月経・妊娠・出産の知識が必要です。



従来の学習システム(机上の学習)では

間に合わない



エピソード記憶として結果も出す
「体験型プログラム」が必要だと思いませんか。




地方においても
企業だけが努力するのではなく
教育機関・行政・企業の三位一体となって
ライフステージ変化の前に
取り組むの事が理想だと考えます。



例えば・・・
■企業
新人教育から健康リテラシー教育プログラムを実施

■教育機関
義務教育の段階から健康リテラシー教育開始

■行政

健康リテラシー教育セミナーを実施
(①当事者教育②企業と専門家のマッチングなど)




ここで義務教育や新人教育という時期を指定するのは
実施済み企業からの
「参加してほしい方に参加してもらえなかった」
という報告もあったためです。



産後や更年期の真っ最中は体力的にも
新しい事を知る余裕はなくなることが多いです。
やはりライフステージ変化の前が理想なのです。





なんとか新しい仕組みを
作る事はできないでしょうか。



みなさんは、ご自分の子供たちを
どのような健康リテラシー教育の環境で
育てたいですか?




次は、
新しい仕組みに対し
医療国家資格者がどのような役割を担えるか
ご提案していきます。
(つづく)


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